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NSPAの資格についてまとめてみた

資格

2020.10.07

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トレーナーとして活動するには誰しも資格を取得します。しかし、資格もさまざまあり「自分はどの資格を取得したらいいの?」と迷ってしまいます。今回は国際資格でもあるNSPAの特徴や取得までの流れをまとめました。ぜひ参考にしてください。

本記事の情報は、2020年10月5日現在の公式サイト(以下URL)を参考に記載しております。
NSPAアジア :https://nspa-asia.com/

NSPAとは?

NSPAとは、National Strength Professionals Association の頭文字からとったものです。アメリカ、イギリスで20,000人以上のパーソナルトレーナーを育成した団体です。NSPAでは他団体と違って、ハイインテンシティ・トレーニング(HIT)やマニュアルストレングストレーニングのテクニックなどの教育養成を実施しています。「技能」と「心」の調和がとれたトレーナー育成を行っています。

HITとは?

トップアスリートも実践するHITとは、日本ではスロートレーニングとして知られており日本でも現場で用いられています。全身を満遍なく、「安全」に「短時間」で「効率的」に筋力アップを実現します。アスリートのトレーニングは一般的なトレーニングに比べ高強度で設定されます。なぜなら競技力を向上しなければならないからです。その上で安全に行うことが絶対条件であり、怪我のリスクを最小限に抑え競技特性を考慮したトレーニングが求められるのです。

認定資格の種類

NSPAパーソナルトレーナー認定コース(CPT)
NSPA公認パーソナルトレーナー認定コース(CPT)は、現在パーソナルトレーナーとして活動されている方や、フィットネスインストラクター、トレーニングコーチなど現場指導者が実践しやすいプログラムとなっています。ハイインテンシティ・トレーニング(HIT)のシステムやマニュアルレジスタンストレーニングのテクニックを実技で学べ、クライアントに効果的なトレーニングを実施してもらうことができます。ハイインテンシティ・トレーニングの第一人者、ストロングス代表の大川達也氏を筆頭に、スペシャリストたちの指導を受けることができます。実技指導中心なので、すでに現場指導をされている方はすぐに現場に生かすことができます。

資格取得までの流れ

▶︎資格取得コースを修了後、認定試験
・基礎講習会:2日間
・最終講習会:1日間
※最終講習会では基礎講習会で学んだ内容を理解できているか判定するために、グループセッションと成果発表会を行います。

▶︎プレ基礎講習会:1日間
※NSPA公認パーソナルトレーナー認定コース(CPT)では、運動指導やパーソナルトレーニング指導経験が無い方でも安心して講習会を受けられるように「プレ基礎講習会」が設けてあります。不安がある、イメージが出来ない方は、まず「プレ基礎講習会」を受講することをお勧めします。すでに現場指導を行なっている方だけでなく、未経験の方へも万全の体制でサポートしていただけます。

▶︎NSPA認定資格取得後、学んだ知識、技術を確実に身につけるために「フォローアップ講習会」も設けています。トレーナーとして活躍するためには基礎作りが大切です。受講した内容をしっかりと自分のものにしたい方は受講すると良いでしょう。認定テストのフィードバックをし、実技を踏まえ、復習という形で行います。
・費用:11,000円(税込)
・受講された方は2CEUポイント取得になります。

認定試験(基礎講習会、最終講習会を修了したものが対象)

▶︎筆記テスト(60分)
・満点の75%以上の得点で合格
・基礎講習会で学んだ内容 を中心とした筆記テスト

▶︎実技テスト(約15分)
・NSPA ASIAの合格基準に達していた場合に合格
・2名ペアでトレーニング指導実技テスト
 
▶︎結果通知
・認定テスト後、約1ヶ月以内に結果通知が送付されます。
※認定基準に達したその時点で「仮認定者」となります。
 
▶︎認定登録手続き
・認定登録料12,000円(税抜)入金後、約4週間で認定証が発行され正式にNSPA-CPTとして認定されることになります。
 
▶︎再受験について
認定テストの筆記テスト・実技テストのうちいずれか1つでも合格基準に達しなかった場合は、受験期限内に限り不合格だった科目について再受験できます。再受験料は筆記テスト・実技テスト、それぞれ5,000円(税抜)となります。

受講費用(税込)

▶︎一般価格
・プレ基礎講習会  20,900円
・基礎講習会    41,800円
・最終講習会    20,900円
・認定テスト受験料 11,000円
・教材・テキスト代 12,100円
▶︎一般合計価格
・プレ基礎講習会から参加の場合 106,700円
・基礎講習会から参加の場合   85,800円

▶︎学生価格(専門学生、大学等に就学中の学生の方)
・プレ基礎講習会  18,150円
・基礎講習会    36,300円
・最終講習会    18,150円
・認定テスト受験料 11,000円
・教材・テキスト代 12,100円
▶︎学生合計価格
・プレ基礎講習会から参加の場合 95,700円
・基礎講習会から参加の場合   77,550円

NSPA会員制度概要(会費、資格更新)

・期間:2年間
・会費:12,000円(税抜)
・資格の継続、更新条件は2年間(有効期限内)で10CEUポイントの取得が必須となります。
※ストロングス主催セミナー(CEU)では、NSPA-CPT保有者の能力をさらに高めることを目的としています。アメリカ本部と連携し、常に新しい情報を吸収できる環境を整えています。セミナーではハイインテンシティ・トレーニングのみならず、整形外科の先生によるスポーツ障害や、マネジメント、栄養など、現場指導で活かせる実践的な内容を多く含んでいます。さまざまなニーズに対応するために、多岐にわたる知識、技術を身に付けることができます。
・セミナー受講費:5,000〜10,000円程度
※1回のセミナーで1〜2CEUポイントを取得できます。

NSPA会員特典

・会員情報の享受
・ストロング主催セミナー(CEU)への参加
・ストロング取扱商品 購入代金の割引
・クライアントチームの指導現場見学への参加
・ストロング主催のオープンセミナーの割引
・NSPA-CPTのテキストの単品購入が可能

NSPAを受講するメリット

学歴に関する制限がない
他団体は資格認定条件として、学歴の制限を設けているところがあります。その点、講習会の受講のみで認定試験を受けられることは非常に参加しやすいと言えます。
 
実技に特化した講習内容
NSPAの講習会は実技指導に重点を置いています。パーソナルトレーナーは知識も必要ですが、なにより指導力が大切です。いくらテストの点数が良くてもお客様に伝わらなければ意味がありません。ほとんどのパーソナルトレーナーは、アスリートのみならず一般のお客様を指導することがメインとなります。その場合、運動経験の無い方、運動が苦手な方、女性、高齢者とさまざまな体力レベルに合わせて指導しなくてはなりません。例えば高齢者であれば、転倒のリスクがあるので補助技術が必要です。なかなか動きを覚えられない方には、トレーニングの見せ方や言語化スキルも必須となります。実際の現場ではいかに知識を指導に落とし込み、お客様にお伝えするかが肝となるため、実技練習をとことん行える環境は即戦力として活躍するためには必要な要素と言えます。
 
ハイインテンシティ・トレーニング(HIT)
「ハイインテンシティ・トレーニング(HIT)」は、NSPAが薦める実践的なトレーニングで、日本ではスロートレーニングという名称で広く知られています。ゆっくりと行うトレーニングで確実に効かせる方法です。一見、時間がかかりそうですが1回1回の動作でしっかり筋肉を使う短期集中型のため、少ない回数で済みます。トレーニングにかける時間は短く、効果が高いトレーニング法なのです。アメリカでは多くのアスリートが結果を出し、日本でもストロングスのトレーナーが指導したクライアントがさまざまな分野で成功しているようです。また、ゆっくりと行う動作は、動作ミスを減らしたり、関節負担を軽減するなど怪我のリスクを抑えることができます。アスリートだけでなく、高齢者が増加していく日本では重宝されるトレーニング法とも言えるでしょう。

パーソナルトレーナー養成スクールで資格を最短取得

NSCAやNESTAなどパーソナルトレーナー向けの資格を取得するには独学かスクールに通うか、2つの選択肢があります。機能解剖学や運動生理学などの基本知識があれば独学でも合格は目指せる範囲だと思いますが、基本知識に自信のない方は、スクールへ通うことをオススメします。また、スクールに通うことで、基本的な知識はもちろん、実践的な実技(トレーニング指導)を習得できたり、就職支援が受けられたり、卒業生のコミュニティができたりと資格取得以外のメリットがとても多いため、独学の人よりも何かと有利です。

個別指導であれば、最短2ヶ月で取得することもできます。最近では多くのスクールがあり選定が難しいため、ここでは厳選したオススメのスクールを幾つかご紹介します。個別指導なのか集団授業なのか、オンラインに対応しているのか、講師はどんな人なのかなどご自身に合ったスクールを探して、まずは資料請求をしてみてはいかがでしょうか?

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