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NESTAの資格についてまとめてみた

資格

2020.06.03

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最近、パーソナルトレーニングを受けているお客様が増えたように感じます。パーソナルトレーニングはトレーナーが一人ひとりの体や要望に合わせて、運動指導を行います。運動に精通しているトレーナーですから、無論ひとりで行うトレーニングよりは効率的に理想の体へと近づくことができます。トレーナーになるためにはいくつか方法がありますが、お勧めは資格を取得することです。就職での幅の広がりや信頼、スキルの向上とトレーナー活動を始める上では必須となるでしょう。今回はNESTAというパーソナルトレーナー向けの資格をご紹介します。

本記事の情報は、2020年6月3日現在の公式サイト(以下URL)を参考に記載しております。
NESTA:https://www.nesta-gfj.com/

NESTAとは?

NESTA(全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会)は、アメリカに本拠地を置くパーソナルトレーナーの資格認定団体です。トレーナーとフィットネスに関わる人材教育を行い、2020年現在、約6万5千人のメンバーと約7万人のパーソナルトレーナーを全米で育成し、今では世界80カ国でNESTAの資格を持ったインストラクター、トレーナーが活躍しています。NESTAはこの業界において、ただパーソナルトレーナーとしての知識・技術の教育をするのではなく、ビジネスマインドも兼ね備えたトレーナーを輩出し、トレーナーとして成功をサポートすることを目的としています。

NESTA JAPAN

日本支部となるNESTA JAPANは、「世界の“元気”に貢献します」という理念のもと、2007年より活動を開始しています。世界標準のトレーナー資格「NESTA PFT」認定のほか、大手フィットネスクラブの教育プログラムの開発や、人気ゲームの監修を手掛けるなど、人々が「心と体の健康」を大切にし、実現するためのあらゆる手段・機会を提供し続けています。

認定資格

・PFT認定
「PFT(パーソナルフィットネストレーナー)認定」は、フィットネス・ウェルネス業界で国際的に認知され、そのクオリティは大手のフィットネスクラブからも高い信頼を得ています。身体に関する知識や技術、ビジネススキルなどトレーナーとして必要なスキルを総合的に学ぶことができます。フィットネスに関する知識だけでなく、「パーソナルトレーナー」という職業の役割や、パーソナルトレーニングの考え方・売り込み方なども幅広くカバーし、現場で活躍できるプロトレーナーを目指せます。
 
・スペシャリスト資格
スペシャリスト資格は20種ほどあり、すぐに現場で活かせる専門的かつ実践的な指導資格です。クライアントのニーズに合わせて専門的にスキルを身に付けられるため、差別化にも有用です。確かな知識を身に付けた証として、クライアントからの信頼にもつながりますし、初回のお客様は専門的な資格保持者の方が選択する確率は上がります。

資格認定条件

・PFT認定
1.PFTテキストを購入済みである
2.CPR/AEDの認定者
3.日本国籍または、日本での就労可能な在留資格を有する者
4.満18歳以上で、高等学校卒業以上の者、高等学校卒業程度認定資格試験合格者、またはNESTAが認定する教育カリキュラム修了者
 
上記を満たしている事と、「体育系または医療系の大学・専門学校を卒業している」「パーソナルトレーナー/インストラクターなどの実務経験」「フィットネス企業勤務/運動指導の実務が1年以上あること」の1つ以上に該当しなくてはなりません。CPR/AEDとは、心肺蘇生法(CPR)と自動体外式除細動器(AED)のことで人命救助のなどに必要な認定です。原則無料で受講でき、消防署や赤十字社(有料)で取得できます。
 
・スペシャリスト資格
18歳以上であれば、どなたでも受講することができます。トレーナー、インストラクター、教員、学生、福祉関係者、医療関係者、美容業界の方、趣味でトレーニングをしている方まで幅広く受講されています。

資格取得までの主な流れ

▶︎ダイレクトコース
①コースの申し込み
②受験
受験の際は、1日目事前講習、2日目認定試験と2日間になります。月に1回程度の開催です。
 
▶︎ゼミコース
①コースの申し込み
②ロングコースは4日間の講習を受講
 ショートコースは2日間の講習を受講
③受験
▶︎WEBコース
必要な通信環境を整える。
・インターネット環境
・Wordを閲覧/編集できるソフト、PDFを閲覧できるソフト
①コースの申し込み
②受講
③全章終了後に受験
 
▶︎スペシャリストコース
①コースの申し込み
②各種2日間16時間の講習を受講
③受験
※認定試験はテイクホーム形式で行います。
 
直接会場での受験のほか、テイクホーム形式でも受験できるコースもあるため地方の方は資格取得しやすいでしょう。試験結果は認定試験後、約4〜6週間で通知が届きます。合格者に、NESTA認定証が届いた時点から資格の効果を発揮します。

資格試験について

▶︎料金
・ダイレクトコース:72,500円
・ゼミコース:ロング(4日間)/168,500円
:ショート(2日間)/120,500円
・WEBコース:107,500円
※上記料金に教材費/講習料/受験料/資格登録手数料など全て含まれています。
▶︎合格点
125問中、100問正解(正答率80%)
※試験問題は全て4択の選択式です。
▶︎試験時間
120分
▶︎試験範囲となる教科書内容
NESTAパーソナルトレーニングシステム/運動生理学/キネオロジー(運動機能学)と機能解剖学/生体力学/柔軟性/栄養と代謝/特別な集団/評価/プログラム設計/エクササイズ実践/安全管理・けがの予防と救急措置/パーソナルトレーニングのビジネス/売上とNESTAシステム/成功の秘訣

講習会

PFT認定では、「直接受験に該当しない方」、または「初めてパーソナルトレーニングを学ぶ方」はゼミコースの内容をご確認ください。他、WEBコースも記載します。
 
▶︎ゼミコース
・ロングゼミコース(4日間)
(運動生理学・機能解剖学・生体力学を一度も学ばれていない方や、経験が浅い方、資格取得に向けて基礎から学習したい方が対象となるコース)
・ショートゼミコース(2日間)
(運動生理学・機能解剖学・生体力学について、体系的に学ばれている方が対象となるコース)
ショートゼミコースは基礎知識を習得していることを前提に講習を行うため知識に不安がある方はロングゼミコースをお勧めします。
▶︎WEBコース
担当官とともにテキスト学習

スペシャリストコース資格内容

▶︎料金
63,000円
腰痛予防・改善/糖尿病予防/キッズハイパフォーマンス/フィットネスセールス/スイミング/クラブマネジメント/レボリューショントレーニング/キッズカーディオ&ウェイト/キッズコーディネーション/ウエイトマネジメント/シニア/カーディオ/ダイハード/ダイエット&ビューティー/ウィメン45/メンタル/フィットネスニュートリション/テニスコンディショニング/ゴルフコンディショニング/パワーサプリメント/ファンクショナルアナトミー
 
NESTAでは特化型のスペシャリスト資格が多数あり、トレーナー活動の目的が明確な方にお勧めです。

資格の有効期間/更新

▶︎更新手数料
20,000円
▶︎資格有効期限
4年間(認定証に記載)
▶︎資格更新に必要な単位数
5.0単位
▶︎単位の取得方法
1.NESTAの認定するスペシャリスト資格を取得して。更新単位とする。
1資格につき、5.0単位を付与
2.セミナー受講型
1講座90分程度のセミナー(実技含む)を受講することにより単位を取得。
※現在定期的に開催されているセミナー
・スキルアップセミナー(不定期)
・サマーセッション(8〜9月)
・SPORTEC
3.オンライン授業
NESTAのご提供するオンライン教材で学習します。E-メールを活用し、クイズ型テストに合格することで単位を取得する方法。
※1動画につき、0.1単位〜取得可能。
4.通信教育型
NESTAの発行する各種教材について学習し、修了試験に合格することで単位を取得する方法です。1教材につき、0.5単位が認定されます。
※ただし、更新に必要な5.0単位すべてを通信教育型で満たすことはできません。有効期間内に必ず一度は、スペシャリスト資格やサマーセッション等NESTAの開催する講座や講習会にご参加ください。

年会費

NESTAは別途の年会費がありません。しかし、事故の保証やさまざまな特典を得られるNESTA会員制度があります。こちらに入会した場合は1年ごとに12,000円が更新料が必要となります。

資格取得後のスキルアップ

トレーナーデビューを果たし、現場でセッションを行う中でさまざまな課題に直面します。そのために、資格取得後も同協会で開催されるセミナーを通じてスキルアップを目指します。協会が認めるセミナー等であれば、単位を付与されます。
 
・イベント(不定期/HP記載)
・セミナー(不定期/HP記載)
・スペシャリスト資格
・オンライン授業
・通信教育型DVD
 
NESTAは受験資格のハードルが低く、ほとんどの方で取得しやすいです。また、スペシャリストコースが充実しており、部分的に学ぶことやさまざまな専門資格を取得でき他トレーナーとの差別化できます。2日間で各コースが修了するため時間的にも優秀です。フィットネススタッフやインストラクターで「現場経験」「実務経験」がある方や一般の方でも興味があればお勧めできる資格です。

パーソナルトレーナー養成スクールで資格を最短取得

NSCAやNESTAなどパーソナルトレーナー向けの資格を取得するには独学かスクールに通うか、2つの選択肢があります。機能解剖学や運動生理学などの基本知識があれば独学でも合格は目指せる範囲だと思いますが、基本知識に自信のない方は、スクールへ通うことをオススメします。また、スクールに通うことで、基本的な知識はもちろん、実践的な実技(トレーニング指導)を習得できたり、就職支援が受けられたり、卒業生のコミュニティができたりと資格取得以外のメリットがとても多いため、独学の人よりも何かと有利です。

個別指導であれば、最短2ヶ月で取得することもできます。最近では多くのスクールがあり選定が難しいため、ここでは厳選したオススメのスクールを幾つかご紹介します。個別指導なのか集団授業なのか、オンラインに対応しているのか、講師はどんな人なのかなどご自身に合ったスクールを探して、まずは資料請求をしてみてはいかがでしょうか?

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