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JHCAの資格についてまとめてみた

資格

2020.10.15

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トレーナー育成団体を選ぶ際は「技術」「金額」の他、「長年の実績」というのも気になるところでしょう。今回は業界の中で25年以上の歴史があるJHCA(日本ホリスティック コンディショニング協会)を詳しくご紹介します。

本記事の情報は、2020年10月15日現在の公式サイト(以下URL)を参考に記載しております。
特定非営利活動法人 日本ホリスティックコンディショニング協会 :https://www.j-holistic.org/

JHCA(日本ホリスティック コンディショニング協会)とは?

25年以上継続してパーソナルトレーナー専門の人材育成を行う機関です。また、大手フィットネスクラブにて、パーソナルトレーナー養成委託事業や「コンディショニング&トレーニング」をキーワードに、全国で年間 700日以上のセミナー/研修等を開催しています。毎年、約2,500名のJHCA資格取得者がパーソナルトレーナーとして活躍しています。大手フィットネスクラブと提携し、パーソナルトレーナーの人材紹介や運動指導の活動に対するフォローアップ、スキルアップのセミナーなどの営業支援も行っています。

ホリスティック コンディショニング(HC)とは?

「ホリスティック =Holistic」とは、総合的、包括的を意味します。「コンディショニング=Conditioning」とは、身体の機能の状態を良くすることを意味します。簡略に説明するならば、運動指導において「神経-筋の機能」「関節の機能」 を整えて、全身の 「筋の連動連鎖」および「 関節機能の連鎖」を最適な状態にするために、さまざまな手技/テクニックを用いてアプローチするものです。

認定資格の種類

▶︎JHCA-FC(フィットネスコンディショナー)
本協会が認める「基本資格」です。
運動指導のベース(基礎)となる
・ST(ストレッチング)
・TR(レジスタンストレーニング)
・BC(バランスコンディショニング)
・AR(エアロビックエクササイズ)などの運動指導アプローチを含めた、
ファンクショナル(機能的/特異的アプローチ)の基礎テクニックを修得し、お客様へ指導することができます。
 
▶︎JHCA-HC(ホリスティックコンディショナー)
本協会が認める「従来のパーソナルトレーナーやコンディショニングトレーナーのもう一段階上の資格」です。FNC(機能的神経-筋コンディショニング)のテクニックにより、神経-筋機能へのさまざまなアプローチに加え、ベーシックなFJC(機能的関節コンディショニング)の基本テクニックにより、体軸の確保が可能となり運動指導での「正しいフォームの確保」とともに、二次的に日常動作における機能改善などへも対処できます。 
 
▶︎JHCA-HCAD(上級ホリスティックコンディショナー)
 本協会が認める「従来のパーソナルトレーナーやコンディショニングトレーナーの最上級」の資格です。FNC(機能的神経-筋コンディショニング)からFJC(機能的関節コンディショニング)やFMC(機能的メンタルコンディショニング)、あるいはFRC(機能的リカバリーコンディショニング)などのアプローチにより、正常な体軸確保を図ることができるというレベルです。スポーツ動作や日常姿勢などにおける機能改善/体力向上の為のトレーニング&ケアコンディショニングへも対処できます。 
 
上記の3種の資格を取得することで、全国の大手フィットネスクラブを主体にパーソナルトレーナーとして活動することができます。

資格取得条件

▶︎JHCA-FC
①JHCA会員であること
②JHCA主催「パーソナルトレーナー基礎講座」全4カリキュラムを受講修了した者
JHCA主催「JHCAパーソナルトレーナー養成コース」全4プログラムを受講修した者
※②を受講修了された方については、実技試験内にある「鍛錬度チェック」は実施いたしません。試験内容でもご確認ください。
③JHCA賛助会員「認定校」の体育大学、専門学校在校生については、運動指導の実践経不足を考慮し、鍛錬度チェックにおいて本協会の設定する基準重量をクリアすること
 
▶︎JHCA-HC
① JHCA会員であること
② JHCA認定FC(フィジカルコンディショナー)の資格認定者であること
③ JHCA主催 ホリスティックコンディショニングセミナー、またはホリスティックコンディショニングアカデミーコースにて20時間以上の理論および実技講習を受講し修了した者
 
▶︎JHCA-HCAD
※要問い合わせ

試験内容

▶︎JHCA-FC
①筆記試験(60分):レジスタンストレーニング・ストレッチ・バランスボールエクササイズの基礎理論
・機能解剖学に基づくエクササイズの基礎理論
・総合的な運動指導におけるメニュー作成(エクササイズプログラミング)
② 実技試験:トレーニングフォームチェック
・資格取得条件のJHCA-FCにある②の対象の方は、ベーシック レジスタンストレーニングにおけるトレーニングフォームチェック(試験において重量設定はありません。受験者の体力範囲内で、トレーニングのフォームチェックをします)
・資格取得条件のJHCA-FCにある③の対象者は、トレーニングフォームチェックおよび鍛錬度チェック(鍛錬度チェックは、下記の基準重量をクリアすること)
●男性
・ベンチプレス    体重kg×0.9×2回
・パラレルスクワット 体重kg×1.2×2回
・ハングクリーン   体重kg×0.5×2回
●女性
・ベンチプレス    体重kg×0.5×2回
・パラレルスクワット 体重kg×0.8×2回
・ハングクリーン   体重kg×0.3×2回
③実技試験:パーソナルレッスン(運動指導)ロールプレイングテスト
・試験官より、与えられた課題(お客様からのご要望)に対して、機能的神経-筋コンディショニングレベルによる、コンディショニング&トレーニングアプローチを行ないます。 
 
▶︎JHCA-HC
①筆記試験(60分)
・ホリスティックコンディショニングセミナーベーシックコースに基づく基礎理論
・ホリスティックコンディショニングアカデミーベーシックコースに基づく基礎理論
・ホリスティックコンディショニング(4つのF)に対するメニュー作成(エクササイズプログラミング)
② 実技試験:鍛錬度チェック
・ベーシックレジスタンスエクササイズで、当協会が定める基準重量をクリアできること
※ただし、特別な事由があってクリアできない場合は、試験開催前に事前にお申し出てください。 
●男性
・ベンチプレス    体重kg×1.1×2回
・パラレルスクワット 体重kg×1.5×2回
・ハングクリーン   体重kg×1.0×2回
●女性
・ベンチプレス    体重kg×0.7×2回
・パラレルスクワット 体重kg×1.2×2回
・ハングクリーン   体重kg×0.6×2回

養成講習会、その他費用

▶︎JHCAパーソナルトレーナー資格取得養成講習会
●スタンダードプラン(税込)
・JHCA会費(年会費):10,500円
・受講料金(8日間):316,800円
・資格認定試験料:16,500円
・教材テキスト:3,772円
合計:347,572円
 
●デビューサポートプラン(税込)
※トレーナーデビュー前に運動指導方法を確実に習得したい方や、運動指導現場に出る前に「自信」をつけたい方にお勧めします。
・JHCA会費(年会費):10,500円
・受講料金(8日間):316,800円
・個人指導(480分):88,000円
・資格認定試験料:16,500円
・教材テキスト:3,772円
合計:435,572円
 
●部位別(ランダム)プラン(税込)
※仕事や自分のスケジュールに合わせて受講されたい方にお勧めです。
・4つのプログラムの中から自分に必要なカリキュラムを選択し受講できます。
・全カリキュラムを受講修了後は、当協会の認定資格取得試験を受験できます。
※FC資格取得認定試験を受験する場合には、別途受験料 16,500円(税込)が必要となります。
・JHCA会費(年会費):10,500円
・受講料金1講座(2日間):105,600円
・教材テキスト:3,772円
合計:119,872円
 
●再受講(リピート)プラン(税込)
※1講座2日間単位の受講申し込みとなります。
※正会員/有資格者限定の特典です。技術の復習、ブラッシュアップ/単位取得にご活用ください。
・JHCA会員(年会費):会員継続者となります
・受講料金1講座(2日間):52,800円

JHCAパーソナルトレーナー養成講座カリキュラム内容

肩甲帯/下肢帯/骨盤帯/スポーツパフォーマンスの4つのコンディショニングとトレーニングに関するカリキュラムから構成されます。各カテゴリ全2日間で1講座6時間となります。4つのカリキュラム(全8日間)受講終了後にJHCAパーソナルトレーナー公認資格取得試験にエントリーしてください。
 
●骨盤帯のコンディショニング&トレーニング指導法の習得
・機能改善レッスン(腰痛予防/改善を目的にした指導法)
・ボディメイクレッスン(ヒップライン/ウエストラインの指導法)
1日目:体幹(腹筋群/背筋群)の基礎となるエクササイズ&ストレッチの習得と体力別エクササイズバリエーション
2日目:トレーニング/エクササイズ効果を最大に引き出すための骨盤のバランスを整え    るコンディショニング方法とエクササイズの組み合わせ
 
●下肢帯のコンディショニング&トレーニング指導法の習得
・機能改善レッスン(膝痛予防/改善を目的にした指導法)
・ボディメイクレッスン(レッグラインの指導法)
1日目:下半身の基礎となるトレーニング/エクササイズ&ストレッチの習得と体力別エクササイズバリエーション
 2日目:トレーニング/エクササイズ効果を最大に引き出すための骨盤/股関節/膝関節/足関節バランスを整えるコンディショニング方法とエクササイズの組み合わせ 
 
●肩甲帯のコンディショニング&トレーニング指導法の習得 
・機能改善レッスン(肩こり予防/改善を目的にした指導法)
・ボディメイクレッスン(バックライン/デコルテラインの指導法)
1日目:上半身の基礎となるトレーニング/エクササイズ&ストレッチの習得と体力別エクササイズバリエーション
 2日目:トレーニング/エクササイズ効果を最大に引き出すための姿勢/肩甲骨/肩関節バランスを整えるコンディショニング方法とエクササイズの組み合わせ
 
●ダイエット&シェイプの為の生活習慣理論と運動指導法の習得
・ダイエット(減量)を目的にした指導法
・生活習慣病予防の為の指導法
 1日目:栄養生理のための基礎栄養の考え方と身体の生理機能を理解する 
 2日目:シェイプアップのためのサーキット系プログラムの理論と実際
 
※受講の際は都合に合わせて、カリキュラムの順番を変えることができます。

会員制度概要(会費、資格更新)

▶︎年会費:10,500円(税込)
 
▶︎資格更新
JHCAが認定している資格は「JHCA-FC」「JHCA-HC」「JHCA-HCAD」となります。
・費用:新規資格登録、資格継続更新ともに5,500円(税込)
・有効期限:各資格とも3年間
・取得単位:15単位
※JHCAが主催または認定した講習会において、ライセンス継続に必要な単位を取得することができます。
※JHCA主催の講習会は1時間あたり1単位取得となります。

会員特典

・各種講習会およびイベント参加および受講料金の割引
・会員限定セミナーの参加および受講料金の割引
・教材(書籍、冊子、DVDなど)の特別価格販売
・会員(JHCA公認有資格者)限定「スポーツインストラクター向け賠償保険」加入制度
・JHCA公認有資格者限定 運動指導(活動場所)の紹介など

JHCAを受講するメリット

長年の実績
JHCAはトレーナー育成団体としては「老舗」です。25年以上のノウハウと経験が詰まっています。講師陣も長年トレーナー業界を支えてきたスペシャリスト達なので、技術以外にもたくさん学べることがあります。
 
コンディショニングを深く学べる
団体名にもあるように、コンディショニングを深く学ことができます。コンディショニングとは「調整する」という意味で、体の歪みやバランスを整える効果があります。現代ではデスクワークやスマホの影響で肩こりや腰痛の方が絶えません。その原因は猫背や姿勢不良なのですが、それらを改善できるのがコンディショニングです。悪い状態のままトレーニングを行うと、関節や筋肉を痛め、フォームを崩す原因になります。まずはコンディショニングで体を調整し、目的とするトレーニングを行うことがお客様にとって最善ということです。姿勢改善トレーナー、高齢者を対象としたトレーナーを目指す方はぜひコンディショニングを学んでみてください。
 
スポーツインストラクター向け賠償責任保険
パーソナルトーニングは人の体を扱う仕事です。その上で思いがけない事故というのも頭に入れておかなければなりません。JHCAでは、パーソナルトレーニング中の事故に対する補償として「賠償責任保険」を完備しています。弁護士、弁理士、社会労務士等の専門機関とも提携を組み、パーソナルトレーナーの社会活動の支援を行っています。トレーナー業を長く続けるためには「万が一」も想定しておくことが重要です。

パーソナルトレーナー養成スクールで資格を最短取得

NSCAやNESTAなどパーソナルトレーナー向けの資格を取得するには独学かスクールに通うか、2つの選択肢があります。機能解剖学や運動生理学などの基本知識があれば独学でも合格は目指せる範囲だと思いますが、基本知識に自信のない方は、スクールへ通うことをオススメします。また、スクールに通うことで、基本的な知識はもちろん、実践的な実技(トレーニング指導)を習得できたり、就職支援が受けられたり、卒業生のコミュニティができたりと資格取得以外のメリットがとても多いため、独学の人よりも何かと有利です。

個別指導であれば、最短2ヶ月で取得することもできます。最近では多くのスクールがあり選定が難しいため、ここでは厳選したオススメのスクールを幾つかご紹介します。個別指導なのか集団授業なのか、オンラインに対応しているのか、講師はどんな人なのかなどご自身に合ったスクールを探して、まずは資料請求をしてみてはいかがでしょうか?

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