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パーソナルトレーナーになるにはどんな勉強が必要?資格は?

資格

2021.06.29

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パーソナルトレーナーになるためにはたくさんの『準備』が必要です。皆さんは、まず何を思い浮かべますか?活動場所、集客方法、業務委託orジム開業にするかなど、書ききれないほど準備することがあると思います。もちろん心の準備も例外ではありません。 しかし! まずは一番気にしなくてはいけないのが『学び』ですよね。何から勉強するべきか、そもそもどこで勉強すればいいのか正解がわからないですよね。パーソナルトレーナーを目指す人が増えてきている今では、学校以外にもネットで勉強できることも多くなってきました。今回は、パーソナルトレーナーの勉強をスタートする時に役立つ学びのツールや手順をご紹介していきたいと思います。

パーソナルトレーナーを目指すには

実は「パーソナルトレーナーになりたい!」と思ったその日から、パーソナルトレーナーにはなれます。周りの人にトレーナーであることを伝えるのもOKです。パーソナルトレーナーは国家資格が必要な仕事ではないため、このようなことが可能なのですが、もちろんトレーナーを名乗るからには身体の知識を勉強しておかなくてはいけません。

・パーソナルトレーナーという仕事を下調べする
・どんな人が活躍しているかを知る
・勉強する

まずはこの3つをスタート事項にしていきましょう。

・パーソナルトレーナーという仕事を下調べする
すでに多くの方に認知されている仕事になってきていますが、より深くパーソナルトレーナーという仕事を知る必要があります。マンツーマンでトレーニング指導をすることがトレーナーの仕事。

と思っている方は、もう少しだけ深いところまで知る必要があるでしょう。確かに間違っていないのですが、ではただ筋トレを指導すればいいだけでしょうか。お客様のタイプや性別、既往歴の有無などによって、コミュニケーションの取り方も変わってきます。指導においても、例えばスクワット。自分自身はできて当たり前かもしれませんが、その当たり前がお客様にとってはかなり難しいものです。自分にとってはわかる説明であっても、それがお客様に正しく伝わるかは別ですよね。そういった『伝え方』も大切になってくるのがパーソナルトレーナーです。

また、活動場所はどこにするのかなどを考えることも、大きな項目です。フィットネスクラブに就職してトレーナーをするのか、業務委託契約というかたちでフィットネスクラブで指導をさせてもらうのか、思い切ってジムを開業するのか、方法はたくさんあります。どれが自分にとっていいかは正直やってみないとわからないところもありますが、今の身の回りの環境や金銭的な面も含めてざっくりと予測立てる必要があるでしょう。『情報は武器』ですので、知りすぎておいて損はないと思います。

・どんな人が活躍しているかを知る
パーソナルトレーナーは確実に増えてきています。増えてくるということはもちろん、人気トレーナー・不人気トレーナーなどの差も生まれてくるでしょう。誰もが同じことをしていては周りのトレーナーと差をつけることはできませんし、厳しい言い方をすると生き残っていくことは難しいかもしれません。特に駆け出しのころはトレーナーとしての自分のタイプなんてわかりません。そんな時は人気のあるトレーナーをところん見てみましょう。

40代に支持のあるトレーナーや、ヒップアップを目的とする方に人気のトレーナーなど、それぞれの分野で人気トレーナーは違いますが、できれば皆さん知っておくと良いと思います。ただすごいなーだけではなく、なぜこの人は人気なのか、どんな話し方や声かけを行なっているのか、集客ツールとして何を使っているのかなど、ところんリサーチしましょう。それを少しだけ自分に置き換えてみて、「今の自分の環境だったらこっちの方がいいかな」や、「ターゲットは30代だからこういった仕組みにした方がいいかも?」などと工夫の仕方が何となく見えてくるようになります。最初は真似てみるのも選択肢の一つかもしれません。もちろん悪用はいけませんが、真似てみて『やりやすい』『自分にはこっちの方がいい』といろんな考え方が出てきますから、その時に軌道修正すればいいのです。とにかく上手い人の方法を真似る、意外と大切なことです。

・勉強する
パーソナルトレーナーという仕事を知り、どんな人たちが人気なのかをある程度リサーチできたらとにかく勉強しましょう。『トレーナーは一生勉強』です。常に新しい情報やデータが更新されていきますし、これまで当たり前と思っていたことが覆ることも少なくありません。なので常に学ぶ意欲は持ち続けましょう。もちろんどんなことがあっても変わらないこともあります。

まずは、
筋肉の種類
筋肉の機能
食事
筋力トレーニングの効果
睡眠

これらのことを勉強するといいと思います。特別なことを勉強しようとする必要はありません。基本的に身体は『食事・睡眠・運動』、この3つで成り立っていますから、土台固めという意味で基礎から勉強してきましょう。基礎をしっかり学んでいるトレーナーはお客様からも信頼されますし、今後新しいことを学ぶときにも吸収しやすい考え方が持てるようになります。

パーソナルトレーナーの勉強をするには

パーソナルトレーナーの勉強はどこでやればいいのでしょう。参考書を買って自宅でやりますか??もちろん大事です!ですが、自宅だとついついサボってしまったり、何より一人だとモチベーションの継続も難しくなってきますよね。今ではパーソナルトレーナーの勉強ができるところがたくさんあるんです。

大学、専門学校
パーソナルトレーナー養成スクール
オンラインサロン
YouTube

大学、専門学校
勉強する場所と聞けばもちろん学校ですよね。ひと昔前では、トレーナーの勉強を専門とする学科や専門学校などほとんどありませんでした。しかし今ではどうでしょう。試しにネットで『パーソナルトレーナー 学校』と検索してみてください。およそ700万件以上がヒットするような時代になりました。様々な学校や養成スクールが出てきます。
パーソナルトレーナー 学科
スポーツトレーナー学科
アスレティックトレーナー学科
スポーツ科学学科

など専攻学科も増え、より専門的なことを勉強できるようになってきています。現場での研修や講義も充実しており、今では海外研修ができる学校もあるみたいです。資格取得も同時にできるので、まず一番に見てみるべき学びの場所だと思います。

パーソナルトレーナー養成スクール
パーソナルジムが運営を行っていることが多く、資格を保有する現役のパーソナルトレーナーが自ら講師となって、トレーナーを育成します。現役のパーソナルトレーナーなので、現場の実体験に基づいた学びが多く、即実践できるような座学や実技を学ぶことができるでしょう。リアルなお話が聞けたり相談できることが魅力ですね。基本的に対面で講座を行ないますが、最近ではオンライン講座も普及しているので近くにスクールがない場合はオンラインの活用をオススメします。座学、実技、試験という流れが基本的で、おおよそ3〜5ヶ月程度で卒業というシステムです。料金はスクールによって様々ですが、50万円前後が相場でしょう。専門学校と比較すると短期間で安く資格取得までできるので、そこが最大の魅力です。

ただスクールによって指導力に偏りがあるという点がデメリットかなと思います。FITNESS SALONでは、厳選した人気のスクールをまとめておりますので、ぜひそちらを参考にしてみてください。

▼おすすめのパーソナルトレーナー養成スクールまとめ
https://fitness-salon.com/post/view/school

オンラインサロン
一度は聞いたことがあるでしょう『オンラインサロン』。皆さんは何か入会したことがありますか?オンラインサロンの特徴としては、サブスクシステム(月額課金制)でサロンオーナーから学ぶことができたり、同じサロンのメンバーと情報をシェアできることにあります。例えば、サロンオーナーの知識系のブログをメンバー限定で閲覧できたり、オーナーから出題された課題をメンバーと協力しながら解いてみたりなど、アットホームな感じで学ぶことができます。
もう一つの魅力は、月額料金が安価であることです。著名人のサロンだと1万円を超えるものもありますが、基本的には月額2000円〜3000円程度と見ておいて良いと思います。その金額で同業種の仲間が増えたり、高頻度で情報記事が閲覧できるのはかなり魅力的だと思います。

YouTube
一番お金がかからず勉強できるツールになります。お金がかからないとなると少し低クオリティに聞こえるかもしれまんが、実際のところYouTubeはかなり勉強になると思います。「これが無料でいいのかな?」と思えるような情報が溢れていますし、編集もできるの見ていてかなりわかりやすいです。また、わからなかったところは繰り返し見れるというとこもいいですよね。座学もそうですが、トレーニングやストレッチなどの実践系も参考にできる動画がたくさんあります。

資格が無くてもできる?

様々なツールを使ってパーソナルトレーナーの勉強ができることを説明していきましたが、資格は取得できるのでしょうか。結論、資格取得にはそのための勉強をしなくてはいけません。規定の教科書を元に勉強する必要がありますので、オンラインサロンでも、セミナーに出ても資格が取得できるわけではないんです。ただ、パーソナルトレーナーは必ずしも資格が必要な仕事ではないということも覚えておきましょう。

国家資格ではないため、明日からでもパーソナルトレーナーができます。資格を取得するにあたってのメリットはたくさんありますが、デメリットはほとんどありません。指導の自信にも繋がりますし、何よりお客様からも信頼を得られやすいですよね。資格の有無を聞かれた時に、「〇〇という資格を持っています!」と答えるのと、「持っていません、、」と答えるのどちらが胸を張れるでしょうか。もちろん前者です。持っているからなんだ?という考え方もありますが、お客様の安心面も考慮すれば、取得しておいて損はないでしょう。

一番学べる方法とは?

いかがでしょう。これなら勉強が続けられそう!という項目は見つかりましたでしょうか。最後に、何が一番身について勉強になるかを考えていきましょう。上記で紹介したどれもが学びのツールとしては素晴らしいと思いますが、学びにおいて何より一番大切なことは『継続』することです。これは間違いありません。当たり前と思うかもしれませんが、これがなかなか難しいんです。毎日2時間、3時間とする必要はありませんが、一日1ページでも参考書を読んだり、SNSで有名なトレーナーのエクササイズ動画も見るなど、毎日学ぼうとする習慣を少しでも意識していきましょう。その積み重ねが、トレーナーとしての指導だけでなく、上手にコミュニケーションと取れたり、お客様を集客する際のヒントに必ず繋がります。ポイントは2日に1回などではなく、毎日やることです。初めのうちは大変かもしれませんが、慣れてくれば歯を磨くように情報収集が当たり前となり、自然と自分の成長に繋がります。是非、パーソナルトレーナーという職業の未来を信じて、実践してみてください!

▼ライター
高月宏和(Hirokazu Takatsuki)
スポーツ系の専門学校を卒業後、J1リーグに所属する静岡の清水エスパルスに入社。一般の方からプロ選手までのトレーニング指導を5年経験したのち、パーソナルトレーナーとして独立。独立から7ヶ月後にパーソナルジム『BodyBrand』を設立。主に一般の方の『美姿勢づくり』『ダイエット』をサポートするパーソナルジムとして定評があり、現在は5名のトレーナーと活動中。