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脅威の新型コロナ。こんなときだからこそやるべき3つのこと

寄稿

2020.04.01

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新型コロナウイルスの影響で企業も個人も不安な毎日を過ごしています。残念ながら、明確な終息の道筋も見えていません。日常でも、不要不急の外出を控えている状況が続いています。スタジオレッスンの規制やイベントの自粛も、継続が必要な措置であり、感染拡大を防止するためには重要な取り組みです。そこで、この逆風を追い風に変えるべく、仕事が再開出来ない「今の過ごし方」をまとめました。参考になれば幸いです。

同じ境遇の仲間とコンタクトをとる

外出自粛を要求されていると、どうしてもコミュニケーションが減ってしまいます。しかし、今はテレビ電話やチャットツールでコミュニケーションを取ることが可能です。不安を共有して、これからの働き方や生活を、できる限り複数人で考えていくことをお勧めします。ひとりの考えはこれまでの固定観念にとらわれてしまいます。複数人と情報を共有することで、新しい発想やさまざまな解決法が生まれます。

1.正しい情報

常にネットやテレビで、新型コロナウイルスの情報を受け取っているかと思います。インターネット上には虚偽と事実、さらには事実のように書かれた個人の意見など、さまざまな情報がひしめき合っています。その中から、正しい情報を選別することは容易ではありません。

最近はフェイクニュースと言って、事実ではないデタラメな情報も飛び交っています。「紅茶や緑茶がウイルスに効く」「空気清浄機で完全に感染を防げる」「漢方薬がウイルスに効く」など根拠のないものが出回っています。2016年の熊本地震の際、「動物園からライオンが逃げた」と写真とともにデマ情報をツイートする事件がありました。緊急事態には判断力が鈍るので冷静に判断しましょう。

とくにSNSは個人の見解も含まれるため、本人が意図せず誤った情報を発信していることもあります。発信元や掲載されているメディア、掲載時期などは必ずチェックしましょう。また、さまざまな情報を見比べることも重要です。1つの記事で判断せず、他の記事の内容もチェックします。

人は、「自分の興味のある情報」や「自分の見たい情報」だけをフォローしてしまう特性があります。どんな情報も一歩引いて見ることが正しく行動するために必要です。その上で同じ境遇の仲間や先輩と情報交換を行い、最適解を導き出しましょう。

2.最悪のシナリオを想定する

このような緊急事態だからこそ、「最悪のシナリオ」を想定しておきましょう。さまざまな情報を受け取り、思考することが大切です。「いつになったら仕事は再開するのだろう」「ちゃんと保証はされるのかな」などは他者が判断することですし、解決策はありません。自身で変えられないことに時間を使うのではなく、「もし半年間、仕事が再開しなかったら?」と自分の中での最悪を想定することで、その最悪に対しての計画を立てることができます。

また、想定内に「期待」を入れてしまうと、想定外が起きた場合に対処できませんし、繰り返し想定外が起こることで精神が疲弊します。今後の緊急事態も想定内であれば焦ることなく対処でき、精神も安定するでしょう。

3.みんなを巻き込む

不要不急の外出を控えている状況が続いています。そうすると普段よりも一部の方を除いて、ひとりの時間が増えたかと思います。その結果、自分は何をしたら良いのだろうか?と考える人も少なくないでしょう。緊急事態だからこそ「何か行動したい」「誰かを助けたい」と考えるのは人間たらしめる本能なのです。

しかし、「何をしたらいいのかわからない」という方は「こんなことをしたい」という方に協力することをお勧めします。複数人で行動してく中で、自分の出来ることを発見できる可能性があるからです。もし、ひとりでは達成できないようなことであれば周りをどんどん巻き込みましょう。思いが伝われば周りの人たちはついて来ます。勇気を持って行動するのみです。

仕事の選択肢を増やす

フィットネスクラブは非難を受ける対象となってしまいました。集団感染のリスクは避けられません。まさに弱点を突かれた結果です。今後も国からどのような要請が発表されるかは予測できません。このような事態だからこそ、自身の仕事を見直す機会でもあります。これを機に働く場所や働き方の選択肢を増やしてみてはいかがでしょうか。

1.リスクの分散

働き口が1つの場合、リスクが集中してしまいます。その場が立ち行かなくなったら仕事を失ってしまうからです。今は複数の仕事を行うことも珍しくなくなり、副業を推奨する企業も増えています。収入を増やすことも大切ですが、収入源を分散することが重要なのです。

インストラクターの場合、今回のように「スポーツクラブが営業できない」ことは特例として、「自身がケガを負った」となればたちまち収入源を失ってしまいます。インストラクター がリスクを分散するのであれば、カテゴリを複数持つことです。20〜30代では体に余裕があり、いわゆる「激しい系レッスン」を多く担当されているかと思います。エアロビクスの中/上級クラスやHIITのようなトレーニング系エクササイズです。非常にニーズも高く、仕事をいただけるのですが体への負担も考慮しなくてはなりません。「歩く」よりも「走る」、「走る」よりも「飛ぶ」ことが関節や筋肉に負担が大きいことは容易に想像できます。

ヨガやピラティスのような負担の少ないレッスンも掛け持つことで現役期間の延長へも寄与します。ここで言う負担が少ないとは「きつい、きつくない」ではなく、体への物理的なメカニカルストレスを指します。何事も「続行不可能になったら」ではなく「続行不可能になる前に」準備することが大切です。


また、今回の件でパーソナルトレーナーに興味を持った方もいるのではないでしょうか。とくにパーソナルトレーナーになるには早めの決断が必要です。なぜなら技術習得に時間を要するからです。資格を取得することはさほど難しくはないのですが、学んだ技術を高めるのに時間を必要になります。「どのようにトレーニングを組み立てるのか?」「この筋肉はどこなのか?」「炭水化物は太るのか?」など学ぶべきことが豊富にあります。早めに決断しスタートすることで、パーソナルトレーナーという仕事の選択肢を得ることができます。

※最短でNSCAなどの資格取得を目指すなら、パーソナルトレーナー養成スクールへ通うことをオススメします。オススメのスクールをまとめてありますので気になる方はご覧ください。ページから資料請求も可能となっております。
>>おすすめのパーソナルトレーナー養成スクールまとめ

2.継続可能な仕事

体を資本とするスポーツ産業従事者や保証のないフリーランスにとって、現在の仕事が継続可能なのかが非常に重要となってきます。理由はさまざまですが、「好き」で始めた仕事であれば誰しも継続を望むでしょう。まずは、自身の体と向き合うことです。「疲労度」や「睡眠時間」などの負担を今後も持続できるのか考えてみましょう。

5年後、10年後も変わらず持続可能であればすぐに行動することは必要としませんが、「近い将来に限界がくる」のであれば行動しなくてはなりません。女性であれば「出産」「育児」もあります。産後すぐに現場復帰する方もいれば、事情により現場に戻れないこともあります。そこまで考慮した上で準備しておくことが大切です。

もし、戻れないことが体力的な理由であれば、トレーナーの資格があれば早めに復帰ができます。トレーナーは「自分が動く」のではなく「お客様に動いてもらう」ことがメインですので、体力的な不安は必要ありません。また、女性トレーナーの需要は非常に高く、働き口も近所で見つかるかもしれません。資格を取得することで安心にも繋がりますのでお勧めです。

3.延長線上の仕事

仕事を分散するにも何から始めたら良いのか迷ってしまいます。その場合「現在の仕事の延長線上」が始めやすいです。フィットネス業界であれば、インストラクターやトレーナーですが、もっと抽象的に捉えると「体の仕事全般」となります。このような執筆の仕事や介護、オンラインセミナーなど多岐に渡ります。

なぜ「現在の仕事の延長線上」かというと、相乗効果が生まれるからです。仮に異業種の仕事であれば1から始めなくてはいけませんし、どちらも半端な仕事になってしまう可能性が高いです。「インストラクター ×トレーナー」「栄養士×栄養系ブロガー」「介護士×介護教室」と相乗効果が生まれる組み合わせで両立が成り立つかと思います。仕事内容を変えるという発想ではなく、仕事の方法を変えるということです。その上で方向性を検討されると良いかと思います。

学びを深めるチャンス

「ピンチはチャンス」という言葉がありますが、今がそのような状況かと思います。普段は、忙しく考えもしなかったことや出来なかったことにチャレンジできるチャンスです。不要な外出ができない中、自宅で学べることはさまざまあります。仕事が再開した時にその学びを生かし、より仕事を充実させてみてはいかがでしょうか?

1.確定申告

新型コロナウイルスの影響で確定申告の提出期限が延びました。フリーランスにとって、確定申告はほとんどの方で必要ですが、悩みの種でもあります。毎年やってくる悩みの種をこの期間に潰しておきましょう。まず、確定申告には「白色申告」と「青色申告」がありますが、どちらかを選択して提出することになります。

イメージだけで「白色申告は楽」「青色申告は難しい」という問題ではありません。そもそも控除内容や特典が異なります。青色申告はメリットが大きいとよく聞きますが、どのようなメリットがあるのかを調べる必要があります。白色申告に比べて記帳の仕方が難しくはなりますが、毎年行うことなので「特典」が多い青色申告をお勧めします。今は、確定申告ソフトで業務量を削減でき、簡易に書類を作成できます。お金に関することなので、フリーランスとして必ず向き合いましょう。

▼確定申告ソフト
freee(フリー)
弥生会計
Money Forward(マネーフォワード)

初年度は無料で使えるソフトがほとんどです。ぜひご検討ください。

2.お金

「フリーランス」と「お金」は切っても切り離せない関係です。なぜなら、フリーランスは給料制ではないからです。お金の知識は学校で教えてくれません。どのように稼いで、どのように人生設計をしていくのかを考える必要があります。お金に関わることは「仕事」はもちろんのこと、「保険」「個人年金」「贅沢品」なども含め、すべてお金に関与します。確定申告にも影響しますので、この機会に整理してみましょう。

3.身体の知識

身体の専門家であれば、身体の勉強をします。学び方はセミナー、動画、ブログ、など環境も整っていますし、無料でも学べます。仕事再開に向けてレベルアップできるチャンスです。しかし「頑張っているのになかなか覚えられない」という方もいます。もしかすると勉強の方法が間違っているのかもしれません。ラーニングピラミッド(学習ピラミッド)というのはご存知でしょうか。アメリカの国立訓練研究所の研究によると、学習活動によって記憶の定着率が変化するというものです。

・講義を受ける-5%
・資料や書籍を読む-10%
・視聴覚(ビデオや音声等による学習)-20%
・実演を見る-30%
・他者と議論する-50%
・実践による経験、練習-75%
・他者に学んだことを教える-90%
Wikipedia参照

結論としては、勉強したことを「他者にアウトプットすること」「能動的に学ぶこと」が重要となります。オンラインで情報を共有したり、電話で話すことも有効です。また、本を読むのであれば動画がお勧めです。自身の状況に合わせて効率良く学びを深めていただければと思います。

まだ見通しがつかない状況ではありますが、この苦境をバネにスポーツ産業が活気を取り戻すことを心より祈っております。力を合わせ「ONE TEAM」でこの波を乗り切りましょう。

▼ライター
谷口一樹(Kazuki Taniguchi)
現在は、パーソナルトレーナー兼インストラクターとして都内で活動中。
大手フィットネスクラブトレーナー養成の帯同やセミナーの開催、フリーランス向け懇親会を主催している。
フィットネス業界は他業種に比べフリーランスが多く、各個人が活躍できるために日々、奮闘している。
モットーは「人と人との間でしか感動は生まれない」
スポーツ歴:野球(甲子園2大会出場)ソフトボール(全国3位)

 

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