明るい笑顔で出迎えてくれたのは、パーソナルジムRat新宿南口店所属の鳥居 葉月さん。愛嬌のある笑顔と、どんな質問にも前向きに回答くださる鳥居さんに、インタビュアーもすっかりファンになってしまいました。 前職は接客業や営業職。トレーナー未経験だった鳥居さんですが、なんとRatへ入社してわずか半年でエリアマネージャー賞を獲得した方なのです。今回は、入社1年目ながら実績豊富な鳥居さんにお話を伺ってきました。
-まずは自己紹介をお願いいたします。
Rat新宿南口店に在籍している鳥居 葉月と申します。出身は静岡県で、今年23歳になったばかりです。トレーナー経験はRatが初めてで、先月でちょうど1年経ちました。
趣味は、トレーナーとしてはちょっと言いにくいんですけれど、お酒を飲むのが好きです。休みの日はバーに行ってお酒を飲んだりしていますね。ただ、トレーナーとして休日もできるだけ体を動かさなきゃと思っているので、家の近くから川とか海まで音楽を聴きながら散歩をしています。
音楽も好きで、最近だと映画『ONE PIECE FILM RED』のAdoの曲をリピートして聞いています。
-運動は欠かさず、大好きなお酒も欠かさずなんですね（笑）。では次に、これまでのキャリアについて教えていただけますか？
音楽を仕事にしたくて、高校卒業してから上京して音楽の専門学校に2年間通いました。専門学校を卒業してからは、接客業を中心に働いていたんです。
学校の先生の現場について行って結婚式場で歌ったり、結婚式場の系列だったケーキ屋で働いてみたり、並行してバーでも働いたり…。多いときは4つほどかけ持ちしていろんな仕事をしていましたね。
その後、バーの常連の方が自分の人柄を気に入ってくれて、その方のお誘いで社労士事務所の営業職で働くことになったんです。それがRatに入る前までの経歴ですね。
-なぜRatのトレーナーになろうと思ったのか、きっかけを教えていただけますか？
きっかけは、Ratのパーソナルトレーニングの体験がとても楽しかったからです。
-なるほど、はじめはお客さま側だったんですね。
トレーナーとしての経験はゼロでしたが、誰かと一緒に運動する楽しさを知ったんです。社労士事務所の営業職も挑戦でしたが、トレーナーとしても挑戦してみたいなと思ったんです（笑）
-もともと運動は好きだったんですか？
そうですね。中学3年生のときに、「自分はマラソンが得意だ」と気づいたんです。高校でのマラソン大会も苦ではなく、高校3年間に護身術を習っていて、体を動かすのはもともと好きでした。
ただ、Ratに入るまではパーソナルトレーナーは未知の職業だったんです。そんなときに「誰かと一緒に運動するのは楽しいんだな」ってお客さま側で実感させてもらって、興味を引かれるままトレーナーの世界に飛び込んだという感じですね。
-Ratと出会ったきっかけを教えてください。
前職でお世話になっていた社労士事務所の代表が、Ratに通っていたんです。私が社労士事務所の仕事について悩んでいたら、代表がそれを見抜いて「葉月は、本当は何がしたいの？」と声をかけてくれて。
「私は体を動かすことと音楽が好き」と答えたら、Ratの話を教えてくれたんです。「一回お客さんとして体験に行ってみなよ」と誘ってくれたのがきっかけでした。
-Ratに出会って、体験レッスンから面接、転職という流れは結構スピーディーでしたね。Ratのトレーナーに実際になって、やりがいはどんなところですか？
Ratでは、お客さまとともに日々トレーニングを楽しませてもらっています。いろんなお客さまと出会えるのが醍醐味ですね。
やりがいは、お客さまの人生の変化を直近で一緒に喜べることです。トレーニングのこと以外に、実は恋愛トークなんかもよくしちゃいます。
今までカッコよくなった方、きれいになった方をたくさん見てきました。お客さまのキラキラと輝いていく姿に寄り添えると、この仕事についてよかったなって感じます。
-恋愛トークもされるんですね（笑）。お客さまとコミュニケーションをとるうえで、どのようなことを意識されていますか？
お客さまと接するときは、バー勤務での接客経験が生きていると思います。例えば、できるだけお客さま目線で相手のことを思いやって話すようにしています。
コミュニケーションが苦手なお客さまにも、常に笑顔を忘れないよう心がけていますね。トレーニングはキツいときもあるので、トレーナーは、できるだけお客さまに楽しい気持ちで取り組んでいただくための努力が大切です。単純なことですが、声のトーンを高く話しかけながらトレーニングするように意識しています。
-逆にRatのトレーナーになってから辛かったことを教えてください。
実は、2022年1月にスランプがありました。Ratのトレーナーのカリキュラムは、簡単なものではなく、量もかなりあって難しいんです。
私個人は、つい考えすぎちゃう性格なんですよね。なので、勉強する内容の多さに追い込まれていたのかなって。
-スランプは、どのようにして乗り越えましたか？
ありがたい話ですが、担当したお客さまに救われました。お客さまが目標としていた成果を出せたとき、心から一緒に喜べたんですね。たくさんの苦労も、このためにあるんだって気づかされたんです。
-Ratに入会されているお客さまはどんな方が多いですか？
「筋肉をつけたい」「痩せたい」という理由だけでなく、さまざまな目的で来られる方が多いですね。世代も幅広くなったように感じます。
女性ですと、ヒップアップしたい方、ボディラインを整えたい方、〇〇なふうにきれいになりたい方など、目的を持ってこられる方が多いんです。無理して我慢してキツい思いをして通っている方というよりは、学校や習いごと感覚で気楽にきていただく方が多いように感じます。
Ratでは、目的にあったプログラムをそのお客さまのためだけに都度アレンジします。私たちトレーナーは、最大限お客さまのご要望に応えられるように努めているんです。
-お客さまはRatのどんなところが良いとおっしゃっていますか？
1番よく聞くのは「楽しい」「通いやすい」ですかね。Ratは「通いきり」×「遊ぶように痩せる」がコンセプトで、お客さまにストレスなく通っていただくことを目標としています。なので、そういったお声を聞くと嬉しいですね。
例えば、しっかり食べて健康的に痩せる「食べ痩せメソッド」を実践するなかで、普段食べるものを見直す場合でも、無理なく習慣化できたと言ってくださる方が多くいらっしゃいます。
小さなことではありますが、Ratの立地が駅近なので、忙しい方でも通いやすいと好評いただいています。なかには勤務中に長めの休憩をとってお越しになる方もいるんですよ。
-実際、楽しいだけでは痩せられないじゃないですか？ 楽ばかりしちゃいそう。
もちろん、ただ楽しむだけで成果を出すのは難しいですよね。私たちが常に心がけているのはストレスのない指導や提案方法です。
-もし、ダイエット目的のお客さまが「干し芋食べたい！」って言ったらどう答えるんですか？
「ぜひ干し芋食べてください」って言いますよ。大袈裟に言うと好きなものはなんでも食べてくださいって言っちゃいます（笑）。
加えて、「食べてもいいですけれど、摂取量に気をつけてくださいね」とも伝えます。もちろん、ハイカロリーすぎるものは、別の似た食べ物に置き換えてもらったり、週に一回のご褒美にしてもらったりなどのアドバイスを行います。
基本的に私たちトレーナーは、よくある食事制限ダイエットのように「〇〇は食べちゃダメ」とは言いません。パーソナルトレーニングであることを活かして、お客さま一人ひとりに、どう伝えたらストレスなく食べ痩せメソッドが伝わるかを意識して接しています。
-確かに、今食べたいものを食べていいと言ってもらえると、すごく楽になりますね。その分運動すれば良いかって置き換えられるような。では、お客さまが「腹筋はキツいからしたくない」と言われた場合はどう答えますか？
お客さまのなかには、一般的に行われる腹筋の動作が苦手な方もおられます。もし、あるトレーニングの負荷が高すぎると感じた場合は、その方が取り組みやすい運動方法を取り入れてトレーニングしていただきますね。
私たちトレーナーは、お客さま一人ひとりにとって負担になり過ぎないトレーニング方法をご提供するのが大切だと考えているんです。
-ありがとうございます。これまで、トレーナーキャリアの中で心に残っていることを教えていただけますか？
2つあります。
1つめは、入社直後にあった研修です。研修のなかで、限界まで自分を追い込むトレーニングがあるんですね。それがめちゃめちゃきつかったんです。
トレーニングはとても苦しかったんですけど、ムキムキのベテランの先輩に追い込まれながら一生懸命努力をした経験は、お客さまが普段努力されている姿と重なると感じています。今でもはっきり覚えていて、お客さまと接する際に大切にしていますね。
2つめは、初めて開催された全体ミーティングで「エリアマネージャー賞」をいただけたことです。横浜西口店にいた4ヶ月の間で出した成果を社内で評価してもらえたんです。未経験で始めた仕事が、こんな短期間で評価してもらえたことは心に残っているし、自分の自信にも繋がりました。
-Ratはどんな会社ですか？また、一緒に働くRatのメンバーはどのような方が多いですか？
Ratは会社として急成長していることが共に感じられます。私も短期間でエリアマネージャー賞をいただけました。努力をきちんとして成果を出せれば評価も早いと思います。
先輩方は、エネルギッシュで個性豊かな方が多いですね。私にとって、常に刺激を与えてくれる方々ばかりなので、先輩方の影響を受けて、私も成長できたように感じます。
-今後は、どのようなトレーナーになっていきたいですか？
トレーナーの仕事を続けつつ、実は異業種の事業にも挑戦したいんです。フラットなバーや飲食店の事業展開に挑戦したいな、なんて…。
-それはRatを辞めるということですか？
いえいえ、まさか。Ratは個人がやりたいことはなんでも応援してくれる会社なので、パーソナルジム以外の事業にもいずれ挑戦したいと思っているんです。
この夢はすでに代表にも伝えていて、実は「今すぐにでもやろう」くらいに言われているんです。夢を堂々と語れる環境は、この会社ならではだなって思います。
-一緒にRatで働く仲間は、どんな人が向いていますか？
Ratは、パーソナルジムのトレーナー以外にもなんでも挑戦できる会社です。野心があって、セルフプロデュースがしっかりできる人に向いています。特に社内評価が早いので、常に刺激を求めている人におすすめですね。
持ち前の笑顔と、接客業の経験を生かしてさまざまなお客さまとのコミュニケーションを円滑に行う鳥居さん。Ratジムのコンセプト「遊ぶように痩せる」にもピッタリなトレーナーですね。
お客さまの要望をくみ取りつつ、一人ひとりと向き合うためには、自分自身で試行錯誤してさまざまな方法でお客さまへアプローチすることが必要ですね。
その努力が半年で成果を出して社内で表彰された結果になったのでしょう。
鳥居さん、本日はありがとうございました。
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